神経ブロックによる痛みの治療
神経ブロックとは、麻酔薬を用いて神経の伝達をブロックし、痛みを緩和させる治療法です。
当院で行っている神経ブロックには主に
- 硬膜外ブロック
- トリガーポイント注射
- 仙骨ブロック
3つの種類があり、痛みの症状によってこれらを選択します。
硬膜外ブロック
硬膜外麻酔と同様の方法で行う方法です。硬膜は脊髄を取り囲んでいる一番外側の膜で、硬膜と黄色靭帯との隙間のことを硬膜外腔と言い、ここに局所麻酔薬などを注入します。腰やひざ、足などの痛みに有効です。帯状疱疹に対しても一定の効果があります。
仙骨ブロック
仙骨とは、尾てい骨の少し上にある「仙骨」から腰の神経の周りに局所麻酔薬を注射します。他の神経ブロックと比べて比較的容易で、安全性が高いことから、整形外科ではよく行われる神経ブロックです。腰やひざ、足などの痛みに有効です。帯状疱疹に対しても一定の効果があります。
トリガーポイント注射
筋肉、筋膜組織などにある痛みのポイント(圧痛点)に直接、局所麻酔薬などを注射する方法です。
一般的な麻酔注射のイメージです。